安倍の責任 て何? 2020.12.24-25 安倍晋三は責任を取る?

安倍の責任 て何? 2020.12.24-25


安倍晋三は責任を取るつもりがないのか?

 

桜を見る会」の前夜祭における開催費用補填の問題。検察は安倍晋三を不起訴としたが、様々な疑惑は明らかにされないままだ。

 

この問題について安倍晋三は国民と国会に対して事実と異なった答弁をしたことの訂正と謝罪、説明を行うとした。

 

12月24日の記者会見と12月25日の衆参両院での答弁訂正をもって安倍晋三は説明責任を果たしたと言っているが。

 

これまで安倍晋三は責任は私にあると言ってきたが、責任を取るという発言をしたことがあったのか?
このことが気になった。
安倍晋三は緊急事態宣言の時に、失敗だった場合、どう責任を取るのかと問われて、「責任をとればいいというものではない」と答えている。
安倍晋三は責任をどう考えているのだろうか。

 

12月24日の記者会見と12月25日の衆参両院の議院運営委員会において、そして終了後の発言をチェックしてみた。

その限りだが、

―結論を言うと
安倍晋三は、責任を痛感している、道義的責任、政治的責任は極めて重いものがある、責任を持って、責任がある、責任を果たすとは言っているが、
責任の取り方について聞かれて、
資金の透明性の確保を、責任を持って徹底して、深い反省の上に立って、国民の信頼を回復し、国家国民の期待に応えるために、初心に返って研鑽し、あらゆる努力を行い、全力を尽くして責任を果たしたい、職責を果たしていきたいと何度も繰り返すばかり。
つまり安倍晋三は自分で責任を取るという言葉は一度も使うことなく、議員として努力を重ねて責任を果たす、職責を果たすと言い換えて、それが責任を取ることのように言っている。あくまでも議員を続け、辞職などには触れたくないようだ。

 

安倍晋三は、衆参両院の議員運営委員会終了後の発言で
「説明責任を果たすことができたと思っている」
と言った。

 

は?知りうる限りのことは全て話したと言うが、到底説明責任が果たされたとは思えない。秘書に罪を擦り付けていつものように嘘をつき通しているだけとしか思えないのだ。
安倍晋三は責任を取るつもりは毛頭なく、自分勝手な考えで責任を果たすと言って議員を続けたいのだろう。

 

12月24日の記者会見と12月25日の衆参両院での答弁訂正、謝罪、説明、質疑応答の場において、安倍晋三が責任について発言している部分を書き出してみた。

 

―12月24日記者会見にて

 

【LIVE】安倍前首相が会見 桜を見る会をめぐる問題を説明へ(2020年12月24日)
https://youtu.be/fRkHz1FcpqI

安倍前首相の事務所は、18時から安倍前首相が国会内で記者会見を行うと発表しました。
桜を見る会」の前夜祭をめぐって安倍氏側が開催費用を補てんしていたとされる事件で、安倍氏自身は「不起訴」となっており、この問題について説明するとしています。
(TBS NEWS YouTubeチャンネルより)


安倍晋三の責任についての発言)

 

1:41

私が知らない中で行われていたこととは言え、道義的責任を痛感しております。深く深く反省するとともに国民の皆様に心から お詫び申し上げます。

(このあと原稿読み間違い?戸惑うシーン)

(4:30ころ再度深く深くお詫び)

5:08

今般の事態を招いた私の政治責任は極めて重いと自覚しており、真摯に受け止めております。
国民からの信頼を回復するためにあらゆる努力を行っていきたいと考えています。

まずは私自身の政治活動、後援会、事務所における資金の透明性の確保につき国民の皆様から一点の疑問も生じることのないよう、
5:46

私自身が責任を持って徹底してまいる考えであります。

そして深い反省の上に立って国民の皆様に本当の意味で信頼され、そして政治家として国家国民の期待に真に応えることができるよう、初心に立ち返って研鑽を重ね、
6:16
その責任を果たしてまいりたいと考えております。
改めまして国民の皆様に、そして全ての国会議員の皆様に深く心からお詫び申し上げます。
(頭を下げる)

 

(以後質疑に答えて)
NHKフルガキ)
11:13
責任については、政治責任は極めて重いものであるとこう自覚をしております。ま、その上においてどのような責任の取り方があるかというご質問だと思います。この反省の上に立ってまずは、しっかりと先ほど申し上げましたように国民からみて一点の曇りもないようにしかし透明性を確保していくために
11:40
私自身が責任を持って徹底をしていくということであります。と同時にまさに信頼を回復するため本当の意味で信頼に足る政治家として、国民の皆様の期待に真に応えていくことができるように、初心に立ち返って全力を尽くしていくことによって
12:04
私の職責を果たしていきたいとこう考えております。

産経新聞ナカハラ)
13:19
今般の責任、政治的な責任は重いものがあるわけでございますのでまずは私自身が真の意味で国民の信頼を回復するために努力を重ねていかなければならないとこう考えております。

(読売新聞クサカベ?)
17:57
私もその政治的責任、極めて重いと痛感をしているということでございまして、ですからこうした形で記者会見という形でご説明をさせていただいておりますし、また国会において答弁を正しお詫び申し上げなければならないとこう考えているところであります。

西日本新聞マエダ)
25:54
この上は私は今一国会議員に戻りましたので、地域の代表としてしっかりと仕事をしていくことによってですね、あの責任を果たしていきたいと考えています。

北海道新聞ヨシダ?)
33:29
Q:
先ほど責任は痛感されているという風におっしゃっておられましたけれども、今日この記者会見をしていただいて陳謝をされて、明日国会の方でご説明をされると思うんですけれども、それで安倍さんがお考えになる責任を果たしたという風にお考えかという事と、それで国民の納得や理解が得られるかとお考えかどうかお聞かせいただけますでしょうか。
A:(安倍)
まず。第一番目に今日と明日、明日の国会、それぞれ、まず今日のこの記者会見においては国民の皆様にご説明し。そして今までの答弁が間違っていたという事を明確にしお詫びを申し上げなければいけないと考えたからであります。そして明日の国会におきましては本会議あるいは委員会等で、結果として事実と違うことを述べましたのでその答弁を正し、謝罪をしなければいけないとこう考えたから、またご質問をいただいた際にはお答えをしなければならないとこう考えたわけであります。そしてそれで済むと考えているかということでございますが、それはそうは考えておりません。まさに最初に申し上げましたように、本当の意味で国民の信頼を得(う)るためにですね、これからまさに努力を重ねていかなければならないとこう考えておりますし、初心に立ち返り研鑽を重ねていかなければならないと、こう考えております。

(文化放送ヤマモト)
35:08
Q:
今の安倍前総理のお発言に(?)重ねてになるかと思うんですけれども、今日は国民の期待に真に応えるよう責任を果たしたいというその一環として記者会見を開かれているんだというふうに理解していますが、今日の記者会見明日の国会での説明で納得できない、疑問の声などが国民や野党側から多く挙がった場合今後も丁寧な説明責任を果たしていかれるのか。またこのような記者会見や国会での説明というのは今後も行われるお気持ちはあるのかというのをお聞きしたいんですが。
A:(安倍)
できるかぎり私の知りうる限りのことを今ご説明をさせていただいております。今後もですね、そうしたことが必要となればですね、ご説明をさせていただきたいとこのように考えています。

CBCテレビヨコジ)
52:28
Q:
先ほどどのような責任の取り方があるのかという質問に対して反省の上に立って国民からみて透明性確保することが大事だという答えがありました。今、およそ50分以上質問に答えられているわけなんですが、その透明性という面でですね、もちろん今回の法的責任ということでは、安倍さんは不起訴ということで一定の判断が出たわけですが、何度も政治的責任あるいは道義的責任ということをご自身はおっしゃっています。その中でこの中でこの会見で一定の説明というものは果たせたとお考えでしょうか。
A:(安倍)
私の知りうる限りのこと、私の認識していることについてですね、お話をさせていただいていると。また私が知っていること全てをですね、お話をさせていただいているつもりであります。

 

―12月25日衆議院議院運営委員会にて

 

【国会中継】安倍前首相が「桜」問題を説明 答弁訂正(2020年12月25日)
https://youtu.be/LqZL4P41W0Q

◎2020年12月25日「衆議院 議院運営委員会
《質疑予定者》(カッコ内は会派)
丹羽秀樹(自民)13時00分~
黒岩宇洋(立民)13時10分~
辻元清美(立民)13時25分~
・佐藤英道(公明)13時40分~
・宮本徹(共産)13時45分〜
・遠藤敬(維新)13時52分〜
浅野哲(国民)13時57分~
(THE PAGE(ザ・ページ)YouTubeチャンネルより)

 

安倍晋三の責任についての発言)
1:40
私が知らない中で行われていたこととは言え、道義的責任を痛感しております。深く深く反省いたすとともに国民の皆様、そして全ての国会議員の皆様に心からお詫びを申し上げたいと思います。

7:20
国会議員として道義的責任、政治的責任は重たいものがあるわけでございまして、そのことを痛感をしております

7:38
議員として国家、国民に対してその責任を果たしていくことができるよう全力を尽くしていきたい

10:47
私の政治的責任は極めて重いとこう自覚をしており、真摯に受け止めています。

11:16
私自身が責任を持って徹底していきたい

29:43
当然道義的責任がある、重い道義的責任があると考えております

30:06
その責任はひとえにこれ私自身にあるわけでございまして 

31:42
私に課せられた責任をしっかりと果たしていきたい

1:02:15
政治への不信を招いてしまった責任は大変大きいと思っております


参議院議院運営委員会にて


【国会中継】参院議院運営委 安倍前首相が答弁訂正(2020年12月25日)
https://youtu.be/xccSEdK2flE

◎2020年12月25日「参議院 議院運営委員会
《質疑予定者》(カッコ内は会派)
高橋克法(自民)15時05分~
福山哲郎(立憲)15時10分~
竹谷とし子(公明)15時33分~
・東徹(維新)15時38分〜
浜野喜史(民主)15時48分〜
・田村智子(共産)15時58分〜
(THE PAGE(ザ・ページ)YouTubeチャンネルより)

 

安倍晋三の責任についての発言)

29:44
道義的責任を痛感

43:12
重い責任があると、こう自覚をし

43:37
道義的にも政治的にも責任を負って対応しなければならなかった

48:18
私自身が責任を持って、しっかりと対応しておれば

50:07
責任を転嫁しようということではなくて

50:13
国会議員としてわたくしに大きな責任があるということも申し上げておきたい

1:11:00
政治的道義的責任大変重いものがある

1:11:11
私の責任である

1:41:11
安倍晋三
(~うだうだうだ)こういうこと、で、ござい、ますっ。

田村智子
何一つ事実は明らかになってないと思います。改めての追及の場を求めます。

 

東京新聞による25日の経緯。

【詳報】安倍前首相「説明責任果たせた」桜の前夜祭 菅首相「説明はされた」見てませんが…:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76587


―衆参両院の議員運営委員会終了後の発言

「説明責任を果たすことができたと思っている」。

 

安倍前首相「説明責任を果たせた」「来年の選挙で国民に信問いたい」 桜夕食会問題で:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/76667