「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉から
社会状況の悪化に関して、思うまま
悪貨は良貨を駆逐する
虚飾が真実を多い尽くす
楽をして儲けようと考える
果たしてこれは良い事だろうか
良い事とは思われない
どうも人間は真実を求めるもののようだ
そう思う
不幸があった時人々はみんなどうしてこうなったのか、なぜこんなことになったのかが知りたいと、非常な苦しみの中で訴える
そんな様子を数多く見てきた
幸せのときは絶頂の波に乗って、楽しいばかり何も思い悩むことはないだろう
しかし人生は良い事ばかりではない
苦しみ、悲しみのとき、結局人は真実を求める
楽しく生きたい、苦しみから逃れたいと言うときに、嘘で誤魔化せばいいだろうか
そうは思えない
しかし、実際は嘘、虚飾、見せ掛けが横行して、真実を求める心は脇へ追いやられる
虚飾による幸せで楽しい世界がどのようなものか
そこに本来の人間の姿はない
分裂した偽物の世界は直ちに不幸、苦しみ、悲しみの元となって災厄を撒き散らす
嘘誤魔化しで利益を得ようとすることは直ちに自分自身を貶め破壊する行為なのだ
楽をして儲けようと考える
これは悪い事とは言えない
しかしそこには嘘や誤魔化し、そして自己破壊の罠が潜んでいることに気をつけなければいけない
そしてそれはやがて多くの人々を社会全体を巻き込んでいくのだ
「悪貨は良貨を駆逐する」というのは「グレシャムの法則」と呼ばれる
>「グレシャムの法則」という名称は、16世紀のイギリス国王財政顧問トーマス・グレシャムが、1560年にエリザベス1世に対し「イギリスの良貨が外国に流出する原因は貨幣改悪のためである」と進言した故事に由来する。これを19世紀イギリスの経済学者ヘンリー・マクロードが自著『政治経済学の諸要素』(1858年)で紹介し「グレシャムの法則」と命名、以後この名称で呼ばれるようになった。
>古代ギリシアの劇作家アリストパネスは、自作の登場人物に「この国では、良貨が流通から姿を消して悪貨がでまわるように、良い人より悪い人が選ばれる」という台詞を与え、当時のアテナイで行われていた陶片追放(オストラシズム)を批判している。
グレシャムの法則 - Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87